表紙 江戸の自然誌

「武江産物志」を読む
野村圭佑
「武江産物志」は江戸の自然と生活の記録である。そこには、江戸およびその近郊に産する農作物、薬草類、名木類、虫類、鳥や獣などが、克明に記されている。その数は 940項目におよぶ。
「武江産物志」に書きしるされたすべての動植物について考察をくわえ、産地を特定することにより、江戸の自然が「復元」される。これは東京の「原風景」をさぐる試みであり、明治以降、近代化と都市化が進む過程で失われた自然の回復をはかる試みである。都市に自然をとりもどすための、具体的な指針と提案である。
2002.12 四六判386p 定価3150円(5%税込 本体3000円)
ISBN978-4-88622-319-7

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